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温泉湯治と自律神経失調症

アトピー性皮膚炎と自律神経失調症は、とても深い関係にあるといわれています。自律神経とは不随意神経とも呼ばれ、人が意識して動かすことのできない神経です。
この自律神経は無意識に、自動的に体の内臓関係をコントロールしており、生命を維持するのに欠かせないものです。夜ぐっすり眠っていても自動的に心臓が動いてくれるのは、まさに自律神経のおかげです。
この自律神経のバランスが崩れると、手足の冷えや、顔や体のほてり、胃腸の消化機能の低下などの症状が起こりますが、これらの症状はアトピー性皮膚炎とも密接に関係しています。
どういうことかというと、アトピー性皮膚炎の人は、自律神経失調症特有の手足や腰の冷えや、顔や体のほてりを訴える場合がほとんどだからです。
つまり自律神経失調症こそが、アトピー性皮膚炎の原因だといえるのです。そして、この自律神経失調症を改善させるためには、温泉湯治が有効だというわけです。自律神経失調症は、長年の生活習慣のなかで、少しずつその原因が蓄積され、自律神経のバランスを崩してしまうものですが、これらのアンバランスが、温泉につかることによる温熱作用や物理作用などによって改善されるわけです。
これらはもちろん、その人が本来持つ自然治癒力の発揮にほかなりません。温泉にゆったりとつかることによって体を芯からあたため、血行を良くし、心と体の緊張を解きほぐす温泉湯治を、3ヶ月とか6ヶ月といったまとまった期間続けることによって、自律神経のバランスが整ってくる。そして自律神経失調症の改善とともに、それまで感じていた体の「冷え」も改善されることが、アトピー性皮膚炎が完治する鍵なのではないでしょうか。
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